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COPDと呼吸リハビリテーション

COPDとは、タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入暴露することなどにより生ずる肺疾患であり、呼吸機能検査で気流閉塞を示します。臨床的には徐々に進行すると労作時の呼吸困難や慢性の咳•痰を示します。

COPDでは、労作時の呼吸困難のため、身体非活動性に陥りやすく、廃用症候群などの身体機能の失調を招きやすくなります。そのため治療としては、気管支拡張剤や去痰剤などの薬物療法や酸素療法の他、呼吸器リハビリテーションも重要となります。

COPD患者における呼吸器リハビリテーションは、症状を有するすべての病期で有効とされ、呼吸困難の軽減•運動耐容能の改善•不安•抑うつの改善•入院回数の減少などにつながります。

当院では、理学療法士による呼吸器リハビリテーションも行っています。

COPDの他、気管支喘息や気管支拡張症などの慢性の呼吸器疾患により、呼吸困難や日常の生活能力の低下をきたしている患者様•胸部外傷や呼吸器疾患術後の患者様なども適応となります。

リハビリ室の見学や理学療法士からの説明などを受けて頂くことも可能ですので、関心のある方は是非一度ご相談下さい。

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